端午の節句は菖蒲湯

皆さまこんにちは(^^)
日にちと曜日感覚がおかしくなってきている清水です!

ゴールデンウィークも本日が最終日となりましたが、皆さまどのように過ごされていましたか?

我が家の菖蒲湯

昨日は5月5日【端午の節句】でしたね。こんな時だからこそ季節の節目となる節句を楽しむのも良いかもしれません。
私は女兄弟であったため【端午の節句】は特に何かをすることもなく、【桃の節句】の対になる男の子の日なのだな。という認識で、あれ?同じ5月5日の【こどもの日】も男の子の日??と疑問に思ったことがありました。

【端午の節句】と【こどもの日】は別のもの

【こどもの日】は、1948年に制定された国民の祝日の一つで、
「こどもの日」を作ります!となった際に、もともとあった「端午の節句」である5月5日のこの日にしましょう!と希望があったので同じ日になったそうです。

祝日法によるとこの日は
「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」という日だそうです。
男の子女の子は関係なく、さらにはお母さんに感謝する日でもあったのですね(゚Д゚;)
※国連が制定した国際デーでは子供たちの相互理解と福祉を増進させることを目的として11月20日が「世界こどもの日」なのですって。

【端午の節句】は唐時代の中国から伝わった暦法で『五節句』のひとつ
(人日じんじつ1月7日-七草の節句、上巳じょうし3月3日-桃の節句、七夕しちせき7月7日、重陽ちょうよう9月9日-菊の節句)※1月1日の元日は別格。

古代中国の「陰陽五行説」より暦の中で奇数が重なると陰になるとし、邪気を祓うために季節の旬の植物から生命力をもらうという目的が節句の始まり。
時期も季節の変わり目ということで節目に無病息災や豊作、子孫繁栄などを願う日本の風習と合わさっていったようです。

【端午の節句】に菖蒲を入れたお風呂に入る「菖蒲湯(しょうぶゆ)」も、中国より伝わった【邪気祓い】の風習に由来し、菖蒲には薬効成分が豊富に含まれ漢方医学にも使われています。その菖蒲を【厄除け】に使う中国の風習が後に日本の武士の間で「端午の節句」に菖蒲の葉の形を【刀に見立てて飾る】に変化したといいます。さらには「菖蒲」という言葉を同音異義語の「尚武(しょうぶ:武を重んじる)」や「勝負」とかけ、武家社会に【菖蒲を飾り男児の厄除と立身出世を願う】という風習が生まれ、それが「端午の節句」が男の子の日「菖蒲(尚武)の節句」とも呼ばれるようになった由来になるそうです。

【菖蒲の効能】
血行促進
腰痛
神経痛
冷え性
筋肉痛
リュウマチ
肩こり

菖蒲にはアザロンやオイゲノールという精油成分が多く含まれており、これらの成分により腰痛や神経痛をやわらげる効果があります。
独特な菖蒲の薬草の青々しい香りもなんとも言えない癒し効果がありますね。

時期が過ぎると菖蒲は売っていませんが、入浴剤などでも香り成分が入ったものがあるのでご興味がある方、菖蒲湯を逃してしまった方はぜひ!
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