【鉄玉子】始めました。-鉄分不足・貧血①-

皆さまこんにちは。
クローゼットを整理して衣替えを完了した清水です!
暑くなってきましたね。マスクで熱中症にならないよう水分補給をこまめに摂りたいと思います(^^♪

ところで、問題です。

これは何か、

分かりますか?

アボカドではありません!?

前回のブログ『牛乳飲んでいます。』のなかで、「牛乳(カルシウム)の摂り過ぎで鉄分などの他のミネラルの吸収を阻害してしまい貧血になりやすくなる」と投稿しました。

ふと、鏡に向かって≪あっかんべー≫をしてみると
「下まぶたが白い!? 」
そうです。わたくし貧血の症状が出ていたのです!(;´Д`)

※≪あっかんベー≫をして下まぶたを見るのは、赤いか白っぽくなっているのかで貧血を簡易的に調べる手段です。

牛乳が原因という訳ではありません。むしろ家にいて口寂しくて甘いものを食べていることのほうが原因だと思います(;_:)
(甘いものと貧血についてはまた今度)

兎に角、鉄分を摂取せねば!ということで引っ張り出してきたのが

【鉄玉子】
でございます。

正解は鉄玉子!

【簡単に貧血について】
貧血の種類はいくつかあるのですが、約9割は【鉄欠乏性貧血】という貧血です。

血液中の赤血球の中にある≪ヘモグロビン≫には、体内の各組織に酸素を供給する大切な役割があります。≪ヘモグロビン≫はミネラルのひとつである【鉄分】によってつくられています。

成人男性の体内には3~3.5g、女性では2~2.5gの鉄がある

そのうち約60~70%は≪ヘモグロビン≫をつくるために血液中に存在し、残りの30~40%は”貯蔵鉄”として肝臓や脾臓に蓄えられています。
鉄分は食べ物から摂取しているのですが、これが不足するとまず”貯蔵鉄”にヘルプがかかり、さらに足りなくなると“血液の中の鉄”から、さらにさらに足りなくなると“組織鉄”まで使われてしまいます。
【鉄分】が不足すると≪ヘモグロビン≫がつくられなくなり、全身の組織や臓器に酸素が行き渡らなくなり体内が酸欠状態の【鉄欠乏性貧血】になるのです。
※赤血球の原料となる【鉄分】のほかにもタンパク質やビタミンB12、葉酸などが不足しても≪ヘモグロビン≫はつくる事ができなくなります。

特に女性は生理中や妊娠中、授乳期、無理な食事制限のダイエットにより鉄分不足になりやすいので要注意です。

※※その他貧血の種類※※
・赤血球を正常につくることができなくなる【再生不良性貧血】
・赤血球の寿命よりも早く赤血球が壊されてしまう【溶血性貧血】
・腎障害によって赤血球の産生に必須のホルモン分泌が行えないために起こる【腎性貧血】
・ビタミンB12や葉酸の不足によって赤血球が十分に成熟しない【巨赤芽球性貧血】
・胃の障害によってビタミンB12の吸収不良が招く【悪性貧血】 など

貧血には生命の危険がある難病もあるため、約9割が【鉄欠乏性貧血】だとしても、身体に異変があった場合は病院で調べてもらうことは大切!!

【鉄分摂取は食事から】
鉄分補給は食事により体内へ吸収されます。
1日に必要な摂取量は、年齢・性別、女性は月経の有無によっても異なり、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」(2010年版)」では、

男性(mg/日) 女性    (mg/日)
年齢 推奨量  

上限量

推奨量(月経無) 推奨量    (月経有)  

上限量

12~14(歳) 11.5 50 10 14 50
15~17(歳) 9.5 50 7 10.5 40
18~29(歳) 7 50 6 10.5 40
30~49(歳)  7.5 55 6.5 10.5 40
50~69(歳) 7.5 50 6.5 10.5 40
70以上(歳) 7 50 6 40

 

上記の表は、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」(2010年版)」より、一部抜粋

平成30年の国民栄養調査では鉄の摂取量は
男性:平均7.9mg
(*1-6歳4.3mg 、7-14歳6.5mg、 15-19歳8.9mgは推奨量以下)
女性:平均7.2mg
(*60歳以上8mgだが、それ以下のすべての年代で推奨量を満たさず)

特に女性は鉄分が十分に摂取できているとは言えないのです。

鉄分が豊富に含まれた食材を効率よく摂取するには、食材選びと組み合わせが大事になってくるのですが、
兎に角、まず鉄分を摂取せねば!ということで引っ張り出してきたのが

お待たせしました。
冒頭にでてきた【鉄玉子】でございます。

【昔の人は鉄瓶や鉄鍋を使い鉄分を摂っていた!】
昔は鉄鍋や鉄瓶、鉄のフライパンなど、『鉄』を使って料理をすることで調理器具から溶け出した『鉄』からも鉄分を摂取していたそうです。しかし鉄器の扱いは難しく…
しかし、【鉄玉子】は現代版の鉄分補給用の手軽な調理器具です!
使い方はとても簡単で、鍋やヤカンなどでお湯を沸かす際に入れるだけという至ってシンプルなもの。

鉄玉子は初めに投入

1リットルの水に【鉄玉子】を入れて沸かす
・沸騰時 0.042mg
・3分後 0.05mg
・10分後 0.069mg

鍋に入れた状態のままお湯を沸かすと、中で次第に鉄玉子から鉄分が溶け出します。溶け出した鉄分は体に吸収されやすい二価鉄(にかてつ)という状態になるので手軽に鉄分を補給出来るという優れモノなのです。
鉄なのでそのまま放置してしまうと錆びてしまいます。使用したらすぐに水分をしっかり拭いてキッチンペーパーにくるみ、ラップして保管すればOK。

お湯を沸かす以外にも
・お味噌汁や鍋、ご飯を炊くときに
・ナス料理に使うと色が鮮やかに
・漬物の色付け
・黒豆の艶出し
・貝類の砂出し

炊飯器がないのでお鍋でお米を炊きます

として使うことができます。ひとつ800円くらいなので鉄分不足や貧血の気になる方はお試しあれ!!